ベラルーシの政治
- yaho604
- 2015年10月4日
- 読了時間: 2分
日本の政治が大きく変わっているここ最近。 経済に次いで、今日はベラルーシも政治についてお伝えします!(^O^)
今回は1991年、独立後のベラルーシの政治についてまとめていきたいと思います!
正式名称はベラルーシ共和国。 憲法には民主主義の原則尊重が書かれていますが、実際は1994年に行われた選挙以来、アレクサンダー・ルカシェンコが大統領に就任し、権威主義的な政治が20年間続いています。主権国家として、民主主義、人権の尊重、非核中立を掲げてはいるものの、実際には反体制派の政治家や活動家は亡命を余儀なくされている状態です。 言論の自由やNGO活動の制限、また反体制派の政治家や市民グループは法的な権利を得にくくなっており、2005年には事実上新たな政治組織や市民グループの事務所の設立を阻む条例も導入されました。デモ行為なども禁止はされていませんが、許可されていないデモ行為に対する警察の締め付けが厳しくなっていると言われ、現地ジャーナリストによると民衆は萎縮した状態だそうです。
このような背景により、大統領はヨーロッパ国家から『ヨーロッパ最後の独裁者』と呼ばれることも少なくないそうです…。
こうやって整理してみると、あれ?どっかの国が歩み始めた先にあるのって、もしかしてこんな感じ?…というか大いにあり得ると、個人的には不安になったり。。。
国際関係について
ベラルーシは地理的要因から常にロシアとヨーロッパ両方にとって前線でありました。 ベラルーシの権威主義的体制が原因で、西側ヨーロッパからは孤立していました。90年台後半にヨーロッパとの関係がある程度改善され、ロシアとヨーロッパ両方にアプローチをとる方針転換も見られていましたが、現在は大統領の反ヨーロッパ主義が深刻化しています。
ベラルーシの事実上独裁国家であることを自由主義や人権思想を掲げるヨーロッパは許しておらずEUの加盟は認めてもらえないままで、またアメリカも経済制裁で貿易の制限をしたりしています。
ヨーロッパ諸国は、ベラルーシの人権問題、2000年の非民主的選挙、市民社会の弾圧などを非難しており、改善を求めているのが現状です。
≪参考資料 ≫
FoE Japan ベラルーシ・ドイツ・日本 三ヶ国交流ツアー報告書
FoE Japan チェルノブイリ原発事故の被害影響と対応(概要) http://www.foejapan.org/energy/evt/150711.html
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